学校飼育動物アンケート結果
☆ 全体の円グラフ ☆ 調査結果の概要 問1の飼育されている動物については、飼育動物がいる小学校が77%であり、30%弱の学校で複数種の動物が飼われています。23%の学校で飼育動物がいない状況です。飼われている動物はウサギが52%で最も多く、次いでニワトリが41%を占めています。
問3,4,5の世話をしている人については、通常時は子供たちが世話していますが、土日祝日は飼育担当の先生が、長期休暇中は先生方が当番でお世話している学校が多く、ご苦労がしのばれます。
問6のエサについては市販のフードが中心になっています。
問7動物が病気やケガをした場合の対応については、問8との関係もあるかと思いますが、獣医師に診てもらっている学校が32%であり、残り68%は学校でできることをしたり様子を見たりしている状況です。
問8の治療費については、学校や教育委員会から出ている学校が44%になっています。
問9と問10の学校飼育動物講習会については、実施している支部が一部で知名度は44%ですが、あれば利用したいと67%の小学校が答えています。
問11飼育するうえでの問題点については、約半数の学校は問題点があると回答しています。
☆ 学校が抱えている学校飼育動物に関する主な問題点 ア 病気等に関する悩み
・トリインフルエンザへの対応に不安、対処方法を具体的に知りたい等
・感染症対策
・動物が病気やけがをした場合の対処の仕方
・感染症の察知
イ 休日の世話に関する悩み
・長期休暇中の世話
・土日祝祭日の世話
ウ 飼育数の調整に関する悩み
・雌雄同居で増えすぎる
・貰い手が見つからない
・雄雌の鑑別ができない
・増やしたい
エ 衛生管理に関する悩み
・死亡させないような衛生管理
・ウサギのけんか
・糞の始末
・暑さ対策
オ 予算に関する悩み
・治療代
・えさ代
・その他
カ 飼育舎に関する悩み
・場所については日当たりや風とうしが悪い
・動物舎が狭くて動物にストレスがかかる
・水はけが悪い
・飼育舎の老朽化
・えさの保管場所
キ 環境問題
・犬やタヌキ等の他の動物からの被害
・飼育環境を整えてやりたい
・死体の処理
・ニワトリの鳴き声が飼育舎に近い教室や近所に迷惑
ク その他
・児童や教師の動物飼育の経験が少ない
・子供たちの衛生面が気になり、ふれあいの機会がつくれない
・子供たちのアレルギーが心配
・離島で病気にかかった時の専門医がいない